金買取には、コツがある!

600社ほどが参加し、その出展企業、来場者ともにイタリア国内の比率が高いのが特徴だ。
プルミュール・ヴィジョンには参加していない中小メーカーも多く、規模の大きさの割にはきらりと光る個性的な物づくりに出合える可能性を秘めた穴場のような面ももっている。
かつては、糸から生地までの生産が特定の地域の基幹産業を担い、産地全体で見本市を行なうケースが多かった。
プルミエール・ヴィジョンがリヨンの組合から始まったのと同様だが、それよりも長い歴史のある見本市も残っている。
高級押上服地のイデアビエラやシルクプリントのイデアコモ、カジュアルな毛織物から発展したプラート・エクスポなどがそれで、すべてイタリアが誇る産地である。
規模は小さく、ファッションの世界のなかでも隙間の市場を対象にしたものだが、大きな流行に左右されやすいグローバル化の流れとは一線を画す形で来場者が増える傾向にある。
既存の枠にはまらず、要望の掘り起こしをねらった新種の見本市も現れてきた。
商品の値段や品質、地域性など、打ち出すポイントはさまざまだが、共通するのは、ファッション素材の見本市がもつ潜在的な可能性は大きい、と考えられている点である。
オートクチュールは高級注文服。
プレタポルテは高級既製服。
通常そのように訳される。
しかし、現在に至るまでの歴史は複雑で、その言葉の解釈もさまざまである。
狭義には、オートクチュールとはパリのオートクチュール組合に所属しているメゾン(デザイナー企業)を指すが、広義には、その名にふさわしい実力のあるパリのメゾン、さらにはイタリア、イギリスなどフランス以外の国のメゾンも含む。
プレタポルテも、元来はオートクチュールメゾンの既製服部門を指したが、1970年代初めにはプレタポルテ専門のデザイナーが登場し、現在では、そのようなメゾンがオートクチュール系メゾンを数の上では大きく上回っている。
今日日の高級ファッションのビジネスでは既製服、つまりプレタポルテが主流であるが、30年前までは、高級ファッションといえばオートクチュールを指していた。
オートクチュールの歴史は19世紀にさかのぼる。
1846年フランスに渡ったイギリス人、チャールズ・フレデリック・ワース(シャルル・下・ウォルト)がパリに最初の高級衣装店を開き、生きたモデルを使って作品を発表したのが始まりといわれている。
高級なオーダーメード(注文服)の衣装をデザインする。
シャネル、クリスチャン・ディオールなどが加入しており、1、7月にコレクションを聞く。
それから間もなく、パリで高級衣装店が急増、1868年には、現在のオートクチュール組合の前身である高級仕立業組合が設立された。
その後1911年、コルセットの解放で知られるポール・ポワレによって組合は再編成され、きびしい規約のもと1月と7月にメゾンが発表する最新モードは、半世紀にわたってパリのファッション界をリードすることになる。
しかし1960年になると、カルダン、クレージュなどのオートクチュールメゾンがプレタポルテを発表。
1970年代に入るとプレタポルテ専門のデザイナーが相次ぎ登場し、若い消費者向けのデザインがファッションとしての地位を築き、モードはプレタポルテ主流の時代を迎える。
一万、1968年のドゴール大統領の国政変更によるオートクチュールへの援助廃止は、業界に打撃を与え、その後もプレタポルテの攻勢や顧客離れ、職人の老齢化などで、1940年代には45を数えたメゾンの数は年々少なくなり、いまでは10あまりまで減っている。
幾度となく危機がささやかれてきたオートクチュールだが、1945年に制定されて今日まで保たれていた組合の規約が1992年に変更された。
ショーの回数、作品数などを緩和して既存のメゾンを保護するとともに、新しいデザイナーに門戸を開くのが目的だ。
多くみても2000人という顧客。
膨大なコスト。
つねに赤字を免れないオートクチュールに、なぜこだわるのか。
一つの理由はオートクチュールのブランド名のもとにつくられるプレタポルテ、香水、その他さまざまな商品の広告塔として、なくてはならない存在であること。
そして何よりも本物の服、フランスの文化であることが、その理由である。
トレンドが生まれる源泉になっているのは、大きく分けるとデザイナーコレクションとストリートファッションの2つということになるだろう。
デザイナーコレクションが〝つくられた″トレンドだとすれば、ストリートファッションはその逆。
ミュージックシーンやクラブ、スポーツ、アイドルなどさまざまなヤングカルチャーを背景にストリートに沸き上がる、消費者が自分たちでつくり出したスタイリングだハ-2つといっても、日本の若者たちにとってはいま、ストリートがむしろ中心的なファッション情報発信源。
ストリートファッションを見ずして、若者マーケットを探ることはできない。
ストリートファッションをメジャーの流れに乗せたのは、1997年頃の裏原(裏原宿)の大ブレークだ。
それまでは大通りのよく知られた店と一線を画すアンダーグラウンドなイメージだったが、ファッション雑誌への露出とあいまって一気に表に出てきた。
閉鎖的で威圧的で分かりにくい店構えや商品構成、売り方そのものが「カッコイイ」ということになってしまった。
アンダーグラウンドのはずがメジャートレンドという、従来のファッションビジネスにはなかった現象をつくり出した。
メジャーになったのは、若者たちのこの「カッコイイ」と思う感覚がもとになっている。
スタイリングや商品というよりは、その売り方、見せ方などの価値観が若者の気持ちをとらえた。
それもそのはず、店を運営し、商品企画をするスタッフが客より少し兄貴世代か同世代の若者なのだから。
店やブランドにサブカルチャーと一体になった〝いわく因縁〟や背景があること、売り手と買い手の距離が近いこと、自分の好きなことをやっているだけというビジネス姿勢そのものがヒット商品につながったのだ。
ここが大きな企業にはまねできない最大の魅力といっていい。
簡単には服が売れない時代。
ストリートから発信されるのは、ヒットアイテムだけでなく、ビジネストレンドなのだということが重要なポイントだ。
ストリート情報をどう読み取るか、どう自社製品に生かすかがカギになる。
とはいっても、ストリートファッションとデザイナーコレクションは互いに入り交じって流れている。
時代の空気を呼吸するからこそデザイナーもトレンドを発信できる。
日本のストリートファッションは世界のデザイナーの注目の的。
スーパーブランドがリサーチにくるというのも有名な話だ。
一方、ストリートブランドも欧米の有力デザイナーの影響を強く受けている。
2002年のストリートトレンドといえば、レディスではカーゴパンツやボヘミアン調のブラウス。
いずれもヨーロッパのコレクションに数多く登場したアイテムだ。
それをリアルに、ストリートらしい重ね着スタイルに落とし込んだデザインが売れた。
ファッションビジネスにおいて、マーケティングはどういう意味をもつのだろうか。
ファッション関連企業の出資で1992年2月に設立されたI下Iへ財団法人ファッション産業人材育成機構)ビジネススクールでは、マーケティングの位置付けとして、マーケティングは企業活動の柱である、マーケティングは最も消費者オリエンテッドな企業活動である、マーケティングは企業成功の決定的要因といえる1の3点を指摘したうえで、企業がマーケティングを重視する埋由として「企業活動における付加価値獲得のあり方が変わってきた」ことを挙げている。
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